2009年07月14日

通じた想い

キキは2年前に耳の鼓膜にチューブを挿入する手術をしており、プールで潜水することができません。
プールの授業は耳栓をすれば参加できるのですが、完全に水の中に耳を入れてしまうと耳栓の隙間から水が入り、その水がチューブを通じて耳管に入ってしまうためです。


保育所の時の水遊び程度のプールとは違って、小学校のプールは一応体育の授業ですから、泳ぐための授業とは程遠いとは言え、水面ぎりぎりにはったロープをくぐったりして水に慣れるための授業をします。


先生にも事情は説明しているので、いろいろ配慮をしてくださりありがたいのですが、キキにとってはその配慮が「自分だけ特別待遇」のように感じて、どうもイヤだったようです。


↑のロープくぐりだと、「キキさんは、ロープにタッチしてこっちへ戻ってくればいいですよ」とか言われていたみたいです。
(他の子ども達はロープをくぐってから、折り返して戻ってくる)


そういう扱いを受けたことで、もしかすると周りの誰かになにか言われたりしたのかもしれません・・・。
キキは決してそういうことは言いませんでしたけど。


とにかくプールの授業が翌日にある日は、前日から「明日、プールいややなあ〜・・・」と憂鬱モード。
「暑いからプールに入ったらさっぱりするし、いいやん!」とかなんとか、わたしも必死で気分を盛り立てようとするのですが、全く効果なしです。(涙)


そんなプールの授業、いよいよ最終回の日。


例によって前日から「プール、見学したい」とか「明日雨が降ったらいいのに」とか言っていたキキ。


当日、キキが朝の登校班の集合場所に向かうのを、後ろから「いってらっしゃい!」と元気よく見送って、そのまま歩いて行くキキをしばらく後ろから見守っていました。


やっぱり気持ちが不安なのか、珍しく後ろを振り返りました。
もう一度、笑顔で「いってらっしゃい〜」と手を振りました。
キキも同じように手を振り返しました。


もう振り返らないかな、と思いながらも、キキの姿が見えなくなるまで見送るつもりでその場にまだ立っていたら、もう一度キキが振り返りました。
さすがに“もうお母さんはいないだろう”と思って振り返ったみたいで、キキはわたしの姿を見て驚いたような、でもうれしそうな顔で大きく手を振ってくれました。





その日の帰宅後、開口一番に
「今日のプール、楽しかったよ!」
と話してくれた時は、本当にうれしかったです。


いつもはプールの話題には全然触れたがらないのに、その日は自分からいろんな話をしてくれました。
最後の最後でプールを楽しめてよかったね、キキ。


そんなキキが、一日遅れでわたしに手紙をくれました。


キキ_手紙_20090714.JPG


ペンが薄くて読みづらいですが、

「ままへ
きのうのぷうる、たのしかったよ。
たぶん とうこおはんのとき えがおでばいばいをしたからだとおもいます
ばいばいしてくれてありがとう」



どんなに忙しくても、子どもの姿が見えなくなるまで見送ってあげることの大切さは、親野先生の著書から学びました。
振り返った時にまだ親がそこにいることで得る安心感から、その日一日を子どもは穏やかに過ごすことができるんだそうです。





本当にそのとおりだったようです。


この手紙を読んだ時、心がほわっと暖かくなりました。
キキにお礼を言ったら照れていたけどね。


応援よろしくお願いします☆
ラベル:プール
posted by ナツメグ at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | キキのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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